雑記帳

生(せい)の生(なま)の感触ーデータベース社会ー物語として補完することなしに成立する社会 ボルタンスキー 記憶を巡るポートレート

なんか機械音痴の母がデジカメを買った。 どうやら嬉しいらしく、はしゃぎながらいろいろと写してた。 何日かしてメモリがいっぱいで写せないらしく 「どうすればいいの?」って聞いてきたが 「忙しいから説明書読め!」とつい怒鳴ってしまった。 さらに「つまらないものばかり写してるからだろ!」とも言ってしまった。 そしたら「・・・ごめんね」と一言。 そんな母が先日亡くなった。 遺品整理してたらデジカメが出てきて、何撮ってたのかなあと中身を見たら 俺の寝顔が写ってた・・・涙が止まらなかった。

5年程前、実家のゲーム好きの母親が急病で亡くなった。 葬式を済ませ、四十九日を迎えて姉が俺にくれた 「ワンダープロジェクトJ」。

自分の住まいに戻って、電源を入れると 育ての親が母親の名、ロボットに俺の名前でデータが 残っていた。

母親の死に立ち直れなかったのもあって、声出して泣いた。


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Last-modified: 2015-02-01 (日) 14:38:23 (3370d)