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記号学会に行って来た

記号学会に行って来た。テーマは「〈大学〉はどこへ行くのか?」だ。なかなか刺激的なテーマだ。どう転んでも、少子化で、大学の倒産が避けられない中、どの様に大学はあるべきかを相当濃く論じていた。内田さんの、「既に前線は崩壊している」という言葉は、とても良い言葉だと思った。結局、このようなじり貧の状況下では、装備を調えて正規軍の振りをするよりも(多分出来ないし)。ゲリラ戦の方が有効なのだろうね。
ヤマコウ達と飲む。

追加

あと、考えたのだが、大学でも研究所でも、売れる物を作ろうという流れに変わりつつある。大学教員の中には、それが商業主義的であるという理由で難色を示す人がいる。私はむしろ、大学の偉い人や研究所の所長あたりが考える売れる物って言うのはとてもショボイだろうから、売れる物に力を注ぐのは間違いだと思っている。
今の、マーケターあたりでは、もはやある程度ターゲットを絞ることが常識になっているようだが、大学の偉い人は、老若男女全てに受け入れられるものを作れとか言いがちだ。
そうすると、極めて無難なものに研究資金を投資しようとするだろう。
もしかすると、企業の方が売れるために、先鋭的な研究に資金を出し始めているのかも知れない。

Category: [学会] - 2005-05-22 20:53:32

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Last-modified: 2015-02-01 (日) 14:38:24 (3370d)