[[書評]]
|書名|凍りついた瞳|第一章|暴力と言葉による虐待|
|著者|椎名篤子|第二章|性的虐待|
|出版社|集英社|第三章|我が子への虐待-虐待の連鎖|
|||第四章|希望ー虐待の傷を乗り越えて|
|||第五章|子供虐待をなくすために|
|書名|続凍りついた瞳|第一章|捨てられた家|
|副題|被虐待児からの手紙|第二章|鍵|
|著者|ささやななえ・椎名篤子|第三章|義父|
|出版社|集英社|第四章|連鎖を越えて|
|||第五章|虐待が消える日まで|
上にあげた2冊はともに幼児虐待について書いた本です。臨床心理学で早期の対人信頼感の形成の有無が問題になるにつれ、虐待について知りたいと思うようになりました。下の本は上の本の内容を漫画化したモノです。核家族化や地域の触れ合いが無くなる中で子育ては密室の中の作業となってしまいました。哲学者のM,フーコーが近代化の進展に伴って生殖と死が密室の中の出来事に変わってしまったと述べましたが、多分もう、子育てすら密室の中の出来事です。この本に出てくる人たちは虐待を受けたが故に成長しても本来享受される幸せを掴めなかったり、自らの子供に対して再び虐待を加えたりします。それはそれで凄惨な場面ですが、私はむしろ医療関係者や福祉関係者の目から

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