[[書評]]
|書名|ありがちな心理療法の失敗例101|一章|逆転移と逆転移抵抗|
|副題|もしかして、逆転移?|二章|性愛的な逆転移|
|著者|リチャード、c、ロバーティエロジェランド、シェインウルフ|三章|サドマゾヒスティックな逆転移|
|訳者|霜山徳爾・児島達美・武藤晃子・高田夏子|四章|自己愛的な逆転移|
|出版社|星和書店|五章|性格的な逆転移抵抗|
|||六章|文化的な逆転移抵抗|
|||七章|逆転移と逆転移抵抗の診断及び治療|
本書は、治療者とて、自らの育った環境などの価値観を基盤としていて、決して中立な立場ではないことを、如実に表す書である。臨床に携わるものは常に反省という行為、或いは内省という行為を行わねばならない。そこには治療者と言いながら常に治療という場の渦に巻き込まれなければならない。苦痛と苦悩が描き出されている。

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